高速鉄道の早期着工に意欲 ラオス-中国間で協議進む (1/3ページ)

2013.5.31 10:00

 ラオスのソマート・ポンセナー公共事業運輸相は、計画中のラオス-中国間高速鉄道の早期着工に意欲を示した。

 現地紙ビエンチャン・タイムズによると、両国政府は着工に関して協議を進めており、工事はまもなく開始される見込みという。詳細な時期は明らかにしていない。

 この高速鉄道事業は、タイとの国境に近いラオスの首都ビエンチャンから中国国境に至る総延長421キロ、総額約70億ドル(約7090億円)の大型プロジェクト。

 当初、ラオスと中国の合弁事業として中国側が7割を出資し、2011年に着工、15年に完成予定だったが、工事を受注した中国の建設会社が鉄道の採算性に懸念を示し、事業から撤退したとされている。起工式もまだ行われておらず、工事開始が遅れていた。

「相互の利益をふまえ、協議を重ねている」

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