このほか、汚れが強いときにはせっけん液を作り、数時間漬け置きした後、予洗いすると汚れが落ちやすい。絹や毛などが入り、洗濯表示で「中性」と表示された衣類はせっけん洗いは向かない。風合いを損ねてしまうからという。
■汚れが落ちやすいワイシャツも登場
襟回りと袖口に特殊な加工を施し、汚れを落としやすくしたワイシャツも登場した。日本ランズエンド(横浜市港北区)は3月、男性向けワイシャツ「立体X(エックス)シャツ リングフリー」を発売。生地だけでなく、襟と袖の芯地に特殊な加工を施し、芯まで染みこんだ汚れも落ちやすくした。
同社によると、同シリーズの男性向けワイシャツの売り上げは前年同月比で1.4倍。同社広報担当者は「インターネットでアンケートを取ったところ、ビジネスシャツの愛用者のほぼ全員が襟回りの汚れに悩んでいた。ワイシャツ全体の売り上げを押し上げるほど、リングフリーの売れ行きは好調」と話している。