2015.10.3 07:00
セブン&アイ・ホールディングスが披露したインターネット通販サイト「オムニセブン」のロゴ。オムニチャネルをめぐる各社の競争が激しくなっている【拡大】
新たな買い物の形
国内各社のオムニチャネル強化の動きに対し、アマゾンジャパンは新しい買い物サービスを提供する。9月15日から始めた、有料会員向けに生活必需品を少量ずつ組み合わせて購入できるサービス「アマゾンパントリー」だ。歯ブラシやカップ麺などを単品でも注文でき、アマゾンは専用箱にまとめて配送する。買い物に出向く手間を省きたい消費者を取り込む狙いがある。
新しい買い物の形をめぐる両者の競争の行方は、利便性を高めるサービスの充実が鍵を握りそうだ。(永田岳彦)
■オムニチャネルをめぐる各社の主な取り組み
◆セブン&アイ・ホールディングス
11月に新しいインターネット通販サイト「オムニセブン」を開設。グループ各社の商品約180万品目が全国のセブン-イレブンで受け取り可能
◆大丸松坂屋百貨店
スタッフが投稿サイトに着こなしを紹介、消費者が商品を購入できる。近隣店舗への取り寄せも可能
◆高島屋・オンワードホールディングス
販売員がタブレット端末を使用。在庫がなくてもその場で注文、自宅配送などが可能
◆楽天・ローソン
楽天市場の対象商品が全国のローソンの店頭で受け取り可能
◆ヨドバシカメラ
ネットで注文した商品が旗艦店のマルチメディアAkiba、マルチメディア梅田で24時間受け取り可能