2014.6.27 06:03
楽天が航空事業に参入することが26日、分かった。マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアの日本法人に出資し、2015年の就航に向け、事業面で協力する。出資比率など詳細を詰め、7月1日にも発表する見通しだ。
楽天は自社の旅行事業とも連携し、航空事業を新たな収益源として育てる考え。エアアジアは楽天の顧客基盤や旅行予約サイトで培ったノウハウを取り入れることで、コスト削減などの相乗効果を見込めると判断したもようだ。
エアアジアは全日本空輸(現ANAホールディングス)と共同で、11年にLCCのエアアジア・ジャパンを設立し、12年に成田空港を拠点に運航を開始した。だが、予約システムの使いにくさなどから利用は低迷。昨年6月に合弁を解消し、日本市場から撤退していた。