2014.5.1 06:04
ローソンは30日、食品添加物を利用しないデザート類「ピュアシリーズ」を拡充すると発表した。現在、ロールケーキなどの4品目で展開しているが、デザートやパン、サンドイッチなど計7品目を5月6日から順次販売する。国産の原材料や昔ながらの製法で「コンビニエンスストアでも良質な商品を求める客層をターゲットにする」(和田祐一上級執行役員)考えだ。
同社は昨年10月、看板メニューの「プレミアムロールケーキ」を高級化させたという「ピュアロールケーキ」を投入した。国産の原材料を採用する一方、膨張剤や乳化剤、イーストフードなどの食品添加剤を使っていないのが特長だ。今春には同じコンセプトのショートケーキ、プリンなどを発売した。
既存商品とは購入者層が異なり、顧客拡大につながったことから「ピュアシリーズを本格化させる」(和田氏)と判断し、商品の大幅な拡充を決めた。同社は、消費税増税で消費者の好みが低価格品と高級品に二極化するとみており、ピュアシリーズを従来とは一線を画した高級品として強化する方針だ。