イオンは28日、環境に配慮した環境で養殖されたノルウェー産サーモンの切り身や刺身を3月1日から販売すると発表した。
オランダに本部を置く民間非営利団体(NPO)、水産物養殖管理協会(ASC)の認証を受けた。同団体は自然環境に負担をかけない養殖漁業の基準などを定めている。同認証を取得したサーモンの販売はアジアの小売業では初めて。
まず「ノルウェーで養殖されたアトランティックサーモンのお造り」(100グラム・298円)など3種類を発売する。水温が低い北極海域で5キロ以上に成長するまで育成し、臭みが少なく脂質と筋質のバランスの良い肉質になったという。
イオンでは2016年までに6種類のASC認証商品の取り扱いを目指す。
養殖魚の餌となる小魚の乱獲や廃水などによる海洋汚染なども問題となるなか、ASCは環境対策で認証を受けた水産物が消費者に分かるように、エコマークをつけて訴求している。