コンビニ大手、サークルKサンクスの竹内修一社長は23日、東京都内で開いた経営説明会で、2014年度の出店計画を大幅に縮小する方針を示した。当初600店の出店としていたが、400店に引き下げる。既存店の売上高が低迷しているためで、「質を高める出店戦略に切り替える」(竹内社長)考えだ。
同社は13年度に500店、14年度に600店、15年度に700店と、3年間で1800店を新規出店する計画を打ち出していた。13年度は482店を出店し、ほぼ計画通りだった。しかし、同年度の既存店売上高が前年度比3.1%減と低迷。このため新規出店を抑制し、既存店の競争力強化を優先することにした。新しい会員カードやカウンターで販売するファストフードなどを強化する。
「15年度についても、現時点では未定。今年度の各店舗の1日当たりの販売額などをみて判断する」(竹内社長)と、3年間1800店の計画も縮小する方針だ。