同社株は、この日の取引では午前中は値が付かず、午後2時過ぎに8510円で初値を付けた。その後も公開価格を大幅に上回る値動きとなり、種類株の導入は投資家に嫌気されなかった。
カブドットコム証券の河合達憲チーフストラテジストは「サイバーダイン株を買うために他の銘柄を売るという個人投資家の動きもあった」と指摘する。
同社は「HAL」を欧州で販売するためドイツに子会社を設立するなど海外展開にも乗り出しており、上場で調達した約30億円の資金は製品ラインアップの拡充や米国や欧州での事業拡大に充てる方針という。