サイバーダイン上場、終値2.6倍 ロボスーツに期待、買い注文殺到 (1/2ページ)

2014.3.27 06:09

ベンチャーのサイバーダインが26日、東証マザーズに上場。社員がロボットスーツ「HAL」を着用してアピールした=東京都中央区

ベンチャーのサイバーダインが26日、東証マザーズに上場。社員がロボットスーツ「HAL」を着用してアピールした=東京都中央区【拡大】

 筑波大学発のロボット関連ベンチャー、サイバーダイン(茨城県つくば市)が26日、東証マザーズに上場した。同社のロボットスーツ「HAL」は医療や介護分野での利用拡大が期待されており、取引開始直後から買い注文が殺到。制限値幅の上限(ストップ高)の1万10円まで一時上昇し、公開価格(3700円)の約2.6倍の9600円でこの日の取引を終えた。

 同社はロボットに関する先端技術の軍事転用を防ぐことを目的に、上場株の10倍の議決権を持つ種類株を設定しており、上場後も創業者が議決権ベースでは約9割の株式を握る。こうした枠組みの種類株は米IT企業のグーグルやフェイスブックなどが導入しているが、日本企業では初めてという。

 種類株を採用した理由について、サイバーダインの社長で筑波大学大学院教授の山海嘉之氏は「(経営の)牽引(けんいん)力を強くして軸がぶれない経営をしたいため」と説明した上で、「平和や生活、医療福祉に焦点を当て、事業を展開する」と述べ、軍事技術への転用を視野に入れていないことを強調した。

調達した約30億円は製品ラインアップの拡充や海外での事業拡大に充てる方針

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