JR東海は27日、来年春に東海道新幹線の最高速度を、現行の時速270キロから285キロに引き上げると発表した。速度引き上げは「のぞみ」が導入された1992年以来23年ぶり。
最短2時間25分で結ぶ東京-新大阪間の所要時間は2~3分程度短縮される見込み。同社はこれまで試験車両で走行を繰り返し、車両や設備の安全性、騒音や振動などの沿線環境、乗り心地などに問題がないことを確認。
今月24日付で国土交通省に認可申請した。最新車両の「N700A」と、従来型の「N700系」の改造車両が対象となる。来年春のダイヤ改正から速度向上を実現させたい考え。