2014.1.31 06:50
「新たな価値、収益に」
ただ、懐疑的な見方もある。経営情報誌「フィットネスビジネス」を発行するクラブビジネスジャパンの古屋武範社長(同誌編集長)は「この業界では値下げで会員が増えるとはかぎらず、顧客は最初のプランを容易に変えない」と指摘する。
こうした懸念に対し、コナミスポーツはプログラムやサービスの充実を図り、上級プランへの移行を会員に促す方針。1月に導入したシニア向けのスタジオプログラムを来年3月までに全店に広げるのも、その一環だ。
一方、他社は別の切り口で会員獲得を試みる。業界4位のティップネスは3月、ジムだけの小型施設を豊島区に設ける。24時間利用が可能ながら月7000円台と割安感を打ち出し、20年には施設数を200に増やす計画だ。5位のメガロスも同様の小型施設を1月に板橋区で開設。料金は月6930円に抑えた。2位のセントラルスポーツは1月にホットヨガに特化した女性向けの施設を神戸市で開業した。