人形のような、吸い込まれそうに大きな瞳をした美女の写真に、カラフルな文句が躍っていた。「ブラックリングで輪郭強調!」「カラコンでうるうる瞳に」。韓国製の未承認カラーコンタクトレンズをインターネットの通販サイトで宣伝していた大阪市の輸入代行業者が11月、薬事法違反容疑で大阪府警に書類送検された。
女性にとって目元は容姿の魅力を強調する最も重要な部分。カラーコンタクトで瞳を大きく見せたり、まつげエクステでまつげを長くしたり。どうすればもっと魅力的な目元になれるか、アイメークに対する女性の探求心は尽きない。だが、安全性が確保されていない商品やずさんな施術で、目の異常を訴える人は増加するばかり。飽くなき美への欲求が危険を招いているようだ。
あこがれのオルチャン
「韓国から直送の格安カラコン多数!“デカ目”効果抜群」
通販サイトには、こんなカラーコンタクトの宣伝があふれている。実は現在、日本で流通しているカラーコンタクトはすべてが海外の工場で作られている。大半を占めるのが韓国や台湾製で、中でも韓国のメーカーによる製品は、日本のメーカーが現地製造して販売するものよりも安くて種類が豊富だと若い女性に人気になっている。