果糖、取り過ぎ要注意 脂肪肝など生活習慣病にも (1/4ページ)

2013.12.7 11:57

 糖質(炭水化物)は日常生活のエネルギーの源だ。しかし、その中で清涼飲料水や菓子などに多く含まれる果糖(フルクトース)の過剰摂取が肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をはじめ、脂肪肝など生活習慣病につながることが分かってきた。大量に消費する米国では既に大きな問題になっており、日本でも研究結果を基に専門家が注意を呼び掛けている。(坂口至徳)

 抑制の仕組みなし

 砂糖は食べると、腸など消化管の中で果糖とブドウ糖という2種類の単糖に分解され、それぞれ別のルートで消化される。ブドウ糖は血液中に出て、全身の細胞をめぐってエネルギー生産に使われる。一方、果糖は肝臓だけで代謝される。そのため、果糖は血糖値を上げず、さらに甘味は強く、ブドウ糖より低カロリーという特性もあり、体に良いというイメージが浸透していた。

果糖には食欲抑制の仕組みがない

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