ゲームソフト大手6社の2013年4~9月期連結決算が7日、出そろった。ゲーム専用機向けソフトの販売やスマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームなどの課金収入が伸び、コナミを除く5社が増収増益となった。
7日に13年9月中間連結決算を発表したコナミは、売上高が前年同期比8.2%減の979億円、最終利益は71.0%減の20億円と減収減益だった。新作が乏しかったことに加え、円安が響いて利益が落ち込んだ。
ただ、例年なら7月に発売する人気の「実況パワフルプロ野球」シリーズの最新作を、野球ファンを取り込むため今年はプロ野球日本シリーズ開幕直前の10月下旬にずらすなど、下期に収益への貢献が期待できる新作ゲームが少なくない。田中富美明最高執行責任者(COO)は「通期計画に対し、見込み通り推移している」と強調した。