情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は24日、2013年度の携帯電話の利用実態調査の結果を公表した。高速通信規格「LTE」の定着などに伴い、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及割合が前年の38.8%から48.2%に急増。“スマホシフト”がより鮮明になった。
調査は、関東と関西在住の通信端末利用者1200人を対象に実施。全員で計1369台の端末を利用していた。
普段利用している端末を複数回答で尋ねたところ、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)が604台と全体の50.3%を占め、最多だった。ただ、スマホは578台で48.2%と、従来型携帯とほぼ並んだ。
タブレットは55台(4.6%)、モバイルWi-Fiルータは53台(4.4%)、PHSは45台(3.8%)が使われていた。
今後、通信端末の買い替えを検討している人のうち、99.5%の人が「次はスマホにする」と回答。購入の際に重視することは「月々の支払い」が最も多く、以下、「端末価格」「デザイン」などが続いた。
スマホ利用者の増加に伴い、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じたメッセージのやりとりが増える一方で、携帯事業者が運用するキャリアメールのやりとりは減り、利用率は前年の88.4%から72.9%に減った。