さてそんなユニークなブラウンのブランディングですが、モノづくり大国日本こそ参考にすべき点が多いと考えます。かつて日本のお家芸、電気製品は“最新こそ最善”とばかりに、ルーチンのようなモデルチェンジで表面的な新規性を追求し逆に陳腐化を招いてしまったメーカーも多いと感じます。
機能性、合理性を徹底的に突き詰めて、もはや容易に改善、モデルチェンジの余地はないという製品を長く、しかもきちんとした値段で売るというのも、生活者が求めているアプローチのように思うのですがいかがでしょうか。
【ブランドウォッチング】は秋月涼佑さんが話題の商品の市場背景や開発意図について専門家の視点で解説する連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら