転職メンバーを直撃 テレワークって実際どう?
テレワークは私にとってすでに当たり前の働き方です。そこで、テレワークが許可されていなかった職場から弊社に転職し、あまりまだ馴染みのない社員に、テレワークを体験してみての率直な感想やコメントを聞いてみました。
- ・通勤・移動時間を削減できるので、プライベートとビジネスタイムを通して時間の効率化ができる
- ・台風などの非常時は環境や状況に応じて、出勤するか否か判断できるようになった(前の職場では、会社側による判断のタイミングが自宅を出る時間よりも遅いことがあった)
- ・テレカンなども組み合わせられるのでより有効にテレワークできる
- ・成果が見える仕組みが作られているので、評価にも不安がない
- ・出社かテレワークかという選択肢があると、自分で仕事の仕方を選んでいるという認識があり、責任を持って従事できる
- ・今はテレワークが選べない環境が考えられない
このような声を聞くことができました。社員の声を聞く限り、弊社ではテレワークがうまく機能しているようです。
テレワークははっきり言ってサボれます
しかし、テレワークの「課題」や「デメリット」を前に、その導入に二の足を踏む企業も多いようです。
「テレワークってふつうにサボれるんじゃないの」「〇〇は今日、在宅勤務のはずだが、本当にきちんと働いているのだろうか」。この勤怠管理についての疑問や不安は、おそらく経営者や管理者の方々が一番気になる部分だと思います。
結論から言うと、テレワークは「サボれます」。しかしそれはテレワークに限ったことではないのです。出社していてもサボる人はサボりますし、テレワークでも一生懸命仕事をする人はします。「サボる=テレワークだから」ではありません。環境はたしかに行動を左右します。もちろん、自宅にいるより会社にいるほうが環境的な圧力や緊張感があるゆえ、仕事へ向かわせる強制力は働きやすいでしょう。しかし強制力が生産性にも影響するかいうとそうではないと思います。
弊社では、テレワーク作業の際は必ず、開始前にチャットで「勤務時間と勤務内容」を報告してもらい、終了時にも同じように報告をしてもらうことを義務付けています。課題と進捗状況を社内で共有したうえで、当該上司が成果を判断します。
企業側はテレワーカーの勤怠に不安をおぼえますが、一方で、上司がいないところで作業をするテレワーカー側は人事評価に不安をおぼえるかもしれません。「業務の可視化」と「成果主義」は、勤怠管理と人事評価というテレワークの課題や不安を同時に解消できる有効な手段だと思います。