経営者は現場に耳を傾けよ 私が実践する働き方改革は「リセット」と「投資」
国が推進する働き方改革には様々な方法で応えられると思います。ただ、経営者が自分の会社に合った方法を取り入れなければ、現場で働く従業員を逆に非効率な働き方をさせてしまい、仕事が逆に増えてしまった…なんていうことになりかねません。現場の声に耳を傾け、自社に合った方法を探す努力が必要だと思います。
現場も働き方改革を取り入れるマインドセットを持つ
私の場合、スタートアップ企業の経営者なので「なんでも全部一人でやるんでしょ?」と思われがちです。しかし、そうではありません。最初はやっていました。やりたいと思っていましたし、やるべきだと思っていました。
でもそうじゃないんですよね。私、つまり経営者の仕事は、それぞれの分野の得意な人を見つけてきて、その人たちにその特技を発揮してもらう環境を整えることであり、それも重要な仕事のひとつだと思います。
いわゆる「属人的な組織」では企業は成長していけない。私は自分の仕事を振るだけでなく、それを担ってくれるみんなが働きやすい、そして彼らも他の人たちに仕事を分け渡していけるような環境を作りたいと思っています。それは私にしかできない仕事です。
こう考えて「肩肘張らない経営」をすることでそれが従業員のみんなにも伝わり、自らが実践すべき「働き方改革」を従業員自身で考えられるようになると思います。働き方改革も、トップダウンで行うのではなく、現場からの提案・発信をベースに行うほうが無理なく円滑に進むのではないでしょうか。
「精神的な働き方改革」
弊社はこれを実践しています。そして、私自身も経営者として、弊社ならではの働き方改革を模索し続けます!
【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。更新は隔週木曜日。