以前と比較するとSNS投稿に関しての社内喚起をする企業は多くなっていますが、今一度内容を見返し、再度発信を行わなければならない時期が訪れていると思います。
被害を受けるのは会社だけではない
では、具体的にどのような対策を行えばよいのか?
それは、アルバイトへの教育と、店長への教育です。そして、それぞれポイントや注意点も異なってきます。
アルバイトに対しては、入社時のオリエンテーションでSNSの投稿ルールに関して伝えるようにしましょう。
SNSの特性、会社としてどのようなリスクがあるのか、そして個人にはどのような処罰があるのかを徹底的に教え込みます。
SNSでの炎上は企業も大きなダメージを受けますが、それよりも個人のダメージのほうが大きいのです。店にとって大変なことになる、店に大きな被害が出るという話ばかりでは、相手もきちんと理解できないかもしれません。
個人に対するダメージは「軽い気持ちでやった」ことへの対価としては全く割に合わないことを理解してもらうことが大切です。多額の賠償責任を負う可能性、その後の人生に多大なマイナスのダメージを与えることを認識させるべきです。
また、業務上知りえた情報を漏洩しないことも、企業情報を守るために伝える必要があります。知識の有無だけでも大きな差があり、非常に効果的です。
またオリエンテーションだけで終わらせるのではなく、定期的な注意喚起は必要です。
店長には「観察力」が必要だ
一方、店長に対しては、まず日々のコミュニケーションをしっかり取ることとアルバイトの勤務状態を観察するように伝えましょう。根本的な話ですが、そもそも不適切な行動をさせないようにすることが一番です。
不適切な行動をしてしまう理由として、仕事が面白くないことや手が空く時間があること、職場に不満があるということがほとんどです。
店長がアルバイトに対して意識を向けることで気づくことがあると思います。