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キッズダンサー・優弥 夢を語る 次世代を担う若きチャンピオン 東北から世界へ

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キッズダンサー・優弥 夢を語る 次世代を担う若きチャンピオン 東北から世界へ

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「DANCE@LIVEKIDS」表彰式でトロフィーを手に祝福される優弥(ゆうや)=2014年4月20日、東京都墨田区の両国国技館(志波慎寿介さん撮影)  【DANCE@EXPRESS】

 義務教育に取り入れられ、その人口も増大し、新たな習い事の定番といわれているキッズダンス。ダンスシーンの最新情報を隔週でお届けするDANCE@EXPRESS2回目は、今年、延べ3000人のエントリーを数えた日本最大級のイベント「DANCE@LIVE KIDS」で頂点に立った小さなダンサーに、将来の夢を聞きました。

 ポップ楽しくて

 ――まずは自己紹介をお願いします

 「FORCE ELEMENTS(フォースエレメンツ)というダンスチームの優弥(ゆうや、11)です。小学校6年生です。ダンス歴は5年くらいで、お姉ちゃんがダンスを習っているのを見て、僕もやってみたいと思い、習い始めました。最初はいろいろなジャンルを習っていたんですけど、ポップ(※1)をやってみたらすごく楽しくて、ポップをずっとやっています」

 ――日本中のキッズダンサーの頂点を決める「DANCE@LIVE KIDS」での優勝も記憶に新しいですが、優勝したことによって周りの環境は変わりましたか?

 「学校の授業でもダンスがあるんですけど、僕が『DANCE@LIVE KIDS』で優勝したのを知って、学校の先生や友達がすごく褒めてくれました。そして全校生徒の前で踊る機会をつくってもらいました。そこで僕が踊ったのを見てダンスをやってみたいとか、興味を持ってくれる友達ができたことがすごくうれしかったです。家族や親戚もすごいと喜んでくれて、優勝したときは家族全員で泣いたと聞きました。お父さんとお母さんとお姉ちゃんに本当に感謝しています。

 環境の変化でいうと、優勝したことでゲストダンサーとして東京のイベントに呼んでもらえるようになったことですかね。昨年(2013年)の『DANCE@LIVE KIDS』チャンピオンのYUMEKI(※2)ちゃんを見て、すごく刺激を受けて、あんなふうに踊りたいと一生懸命練習を頑張ったかいがありました」

 ――ダンスをすることによって伝えたいことやメッセージはありますか?

 「地元でダンスをやっていても、ちゃんと全国に出て皆に認めてもらえるということを伝えられたらすごくうれしいです。東京じゃないと上手にならないということではなく、ちゃんと上手になれる環境があることを皆が知ってくれたらうれしいですね」

 世界で活躍したい

 ――将来の夢はありますか?ダンスはずっと続けていきたいですか?

 「将来は、ダンスを続けていって、今僕に教えてくれている先生みたいなダンサーになるのが夢です。それと、出場できる年齢になったら『DANCE@LIVE』の大人の部門に出て、そこでも優勝したいです。バトルだけでなく、チームの大会でもちゃんと頑張って、世界で活躍できるダンサーになりたい。そして地元である福島のダンサーにもダンスをやっていない人にも、日本中の人に知ってもらって、福島にはこんなすごいダンサーがいるんだって言われるようになりたいです」

 ――今後のダンスに対する意気込みを教えてください

 「とにかく音に乗ってダンスをすることを楽しみたいです。チームの友達とも一緒に良い成績を残したいですが、もっと一生懸命練習を頑張って、今度は2連覇できるように頑張ります!」(ライター 吉田悠紀/撮影:フォトグラファー 志波慎寿介/SANKEI EXPRESS

 ■(※1)ポップ POPPING(ポッピング)というジャンルのダンスの通称。体の筋肉を弾いて音を取るのが特徴。ウエーブやムーンウォークもこのジャンルに分類されることが多い。マイケル・ジャクソンが自身のダンスに取り入れたことで世界的に広まった。

 ■(※2)YUMEKI ユメキ。さまざまなキッズダンスバトルで優勝している大阪出身のダンサー。昨年の「DANCE@LIVE KIDS」でも優勝し、日本を飛び越え世界各国からイベントに招待される実力を持つ。シンガーとのコラボレーションも実現するなどマルチに活躍している。

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