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【垣花正のハッピー日記】紅白らしいハプニングを期待

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【垣花正のハッピー日記】紅白らしいハプニングを期待

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第64回_紅白歌合戦出場歌手=2013年11月25日、NHK発表。※五十音順、カッコ内は出場回数、初は初出場  新語・流行語大賞の発表が迫り、NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されたりすると、僕の気分も俄然年末ムード一色になります。マニアックなほど紅白歌合戦が大好きな僕が思う「紅白から生まれ、もっともはやった言葉」は、おそらく1984年の暮れに飛び出した鈴木健二アナウンサーの「私に1分間の時間をください」ではないでしょうか。

 この年の紅白を最後に引退を表明していた都はるみさんが大トリで感極まって顔を上げられなくなった時、会場からは割れんばかりのアンコールの拍手が起こりました。その時に鈴木アナが手を挙げて叫んだ「みなさんご静粛にお願いします」で始まる伝説のスピーチを、当時12歳の僕はビデオを見直しながらノートに書き写しました。「アンコールを私どもは一度はるみさんにお願いしました。しかし、はるみさんは、今の夫婦坂で燃え尽きたいとそうおっしゃって、すべてを拒否なさいました。練習もしていません。キーもあわせておりません。ということはプロの歌手としては歌わないということです。しかしです。私に1分間時間をください。今交渉してみます。交渉してみます。はるみさん、はるみさん。あなたが燃え尽きたのはよくわかる。ね、だけどもこういう状態です。1曲歌う気力がありますか。お願いします、、、お待たせしました。これが都はるみさん最後の曲です。どうぞ、さあ、はるみさん行こう!」。すごい、すごすぎる! 視聴率78%を記録した国民的番組の中で、アドリブでこれをやった鈴木健二アナ!

 あの大晦日の興奮を思い出しながら、今でもどこかで紅白らしいハプニングを期待している僕がいます。生放送ならではの何かを期待して、今年もテレビの前にかじりつきますよ。(ニッポン放送ラジオパーソナリティー 垣花正/SANKEI EXPRESS

 ■かきはな・ただし 1972年1月1日、沖縄県宮古島生まれ。ニッポン放送アナウンサー。過去「ニュースわかんない」などのワイド番組を担当。現在オンエア中の「垣花正あなたとハッピー!」のホームページでも「垣花正のにっき」を更新しています。

 「垣花正あなたとハッピー!」(月~金曜、午前8:00~午前11:30)AM1242 ニッポン放送でオンエア中

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