学生から金融大国へ USIC通信

投資を始めるなら早い方がいい! 若年層に高まる資産形成への関心 北海道学生投資研究会

学生投資連合USIC
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中村:たしかに。リアルタイムで動いているのを見るとワクワクします。自分が詳しくない領域のできごとまで流れてくるところとか。

水谷:ただ、ネット上には残念な発信があるのも事実で、そもそも内容がイマイチなのとか広告料稼ぐためのものとか、「〇〇さえやれば大丈夫!」みたいなのもいる。全部が悪意ある投稿だとは言いませんが、そういった他人の発言を鵜呑みにして、自分で戦略を立てる面白さや、目覚めるかもしれない投資の才能に全く目を向けない人がいそうなのはモヤモヤしますね。他人の資産管理に口出すなと言われればそれまでだけど。

中村:スルースキルって大事ですよね。他人の考えを参考にする分にはいいですけど、投資するか否かは自身の行いなので、それは自分で責任を取ってしかるべきだと感じます。一方で、情報を取捨選択する力を養うにはいいんじゃないかな。そう考えると、意思決定に軸を持つことこそが、知識や知恵を蓄える意義なのかもしれませんね。

■今後やりたいこと

中村:いまのところpandemicが収まる気配はないですけど、これからやりたいことはありますか?

水谷:旅行したい。海外はムリでもせめて北海道外行きたい。単純にコロナであんまり遊べてないのもあるけれど、知らない景色から受ける刺激に飢えてます。もちろんワクチン2回打ちましたよ。

渡部:正直、海外は、大学生中は諦めてます(笑)。ただ、水谷さんと同じく日本各地には行きたいですね。コロナが落ち着くまでは経済学や法学、数学、本やアニメなど「インドア」を楽しみたいです。

中村:私にはまだ分からないこと、簡単には理解できない宿題が残っています。だから2021年中には海外に出て勉強をしようと考えています。そのために最近、パスポートを更新しました。とにかく金融や経済の最先端を覗きたいですし、違う思想や慣習に触れて分かることは多いです。自分だけにしか見えない世界を独り占めできれば本望です。ついでに料理の腕も上げたいですね。

渡部:やはり若い時だからこそできること、やるべきことがあると思います。それは旅行だったり学問だったりすると思いますが、日本でもワクチン接種が進んできたので、コロナ下で我慢してきたことは今後できるようになりたいですね。

■北海道学生投資研究会 「北海道の学生の金融リテラシーの向上」を目指し日々活動している。現在は100名ほど集まる。北大生だけではなく、高校生や専門学生など様々なメンバーが集まる。日々の活動に加え、IRコンテストや道内企業の訪問といった対外的活動も行っている。

■北海道大学 渡部真人(わたべ まこと) 法学部3年 北海道学生投資研究会代表:なんだかんだで代表になった成り上がりもの。ガッキーショックから未だに立ち直れていない。牛丼に紅生姜を入れない派。父親が証券マンのため高校時代から投資に興味があった。ちなみに父親から投資についての本をよく貰うが読んだためしがない。

■北海道大学 水谷圭佑(みずたに けいすけ) 大学院工学院修士2年:知識はさておき投資歴は長い、自称ベテラン枠。今ほしいものは日本円と彼女。日本の大型株やバリュー株への中~超長期投資がメインで、お気に入りは「三大優待銘柄」と呼んでいるイオン・オリックス・KDDI。

■北海道大学 中村栄詞(なかむら えいじ) 大学院医学院修士2年(休学中):経済学部で取った講義をきっかけに、金融や投資に興味を持つ。好奇心に忠実で在りたいお年頃。現在は疫学、統計学、計量経済学など、社会問題へのアプローチを広く学んでいる。コーヒーとパスタ、大通公園が大好き。

学生投資連合USIC(がくせいとうしれんごうUSIC)
学生投資連合USIC(がくせいとうしれんごうUSIC) 全国28大学1000人以上で構成される日本最大の金融系学生団体
「日本を学生から金融大国に」というビジョンのもと「学生の金融リテラシー向上」のための活動を行う。企業団体・官公庁との勉強会開催、IRコンテストの運営、金融情報誌SPOCKの発行を行う。https://www.usic2008.org/

【学生から金融大国へ USIC通信】投資や金融に興味を持った切っ掛け、将来の展望やコロナ禍での学生生活の実情など、「学生投資連合USIC」に所属する各大学のサークルがリレー形式でお送りします。アーカイブはこちら

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