学生から金融大国へ USIC通信

投資を始めるなら早い方がいい! 若年層に高まる資産形成への関心 北海道学生投資研究会

学生投資連合USIC
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中村:そういう意味では、消費、貯蓄、あるいは生産というのも投資じゃないかと感じました。要は、どこにどれだけの資源を配分するかに帰着するわけで、日々の生活と切っても切り離せない関係というかな。そんな中で資産形成への関心が高まっているのは、とても興味深い現象のように思います。一方で、「投資をすることでなにを達成したいのか」、「なぜ(学生のうちから)投資をするのか」ってところが置き去りにされている気がするんです。

水谷:う~ん、今の僕に投資で達成したい具体的な目標はないですね。とにかく資産が増えたら嬉しいし、将来の生活が良くなると思っているからやっているのが現状です。利用予定があるのは卒業旅行の予算として積立てた投資信託だけだな。

中村:ちなみに、水谷さんは学生の頃から投資をしていてどんな示唆を得たんですか?

水谷:社会人になったときに一から勉強するのは大変でしょうし、時間があるうちに投資について学び始めるところが利点かなと思います。また自分の癖や性格、得意不得意なんかを考えられるのも良いですね。総合的にまとめるなら、社会に出て金銭的に余裕のある状態になる前にレベル上げしたほうが、知識・経験の面で複利効果が得られて有利になる、といったところかな。

中村:若くして財をなすのは究極の状態にしても、まさに早いうちから投資を始めるメリットは大きい気がします。それは中高年でも同じで、もう遅いなんてことはないんじゃないかな。

水谷:それは間違いないですね。学生は社会人よりも投資に費やせる時間が長いので、同じことを勉強するにも社会人より短い期間で済むのが大きな違いになるかなと思います。それに学生の頃から投資経験を積めば、社会人になったときに効率良く投資に取り組めるんじゃないかな。たかだか数年の投資歴でも色々な出来事を体験できますし。特にコロナ大暴落を食らったのは投資家としてかなりのレベルアップになった感じがしますね(学生とか関係なく偶然だけど…)。社会に出て大損するほどの資産額を持つ前にああいうのを体験できる可能性があるのも、メリットの一つかも?

中村:学生なら、失うものはまだそこまで多くないですからね。それでも実際に投資するとなると、なかなか覚悟が必要だと思います。私も最初は緊張しましたし。だから水谷さんのように、貯金をしてから投資を始めてもいいと思います。でも、例えばセンスやテクニックを磨くだけなら、シミュレーションアプリもあります。資金がなくても、少なくとも雰囲気は感じられると思います。他人がどんな銘柄を選んでいるか見られるし、コンテストがあって他人と競争できるのも、モチベーションに繋がります。

水谷:僕はあんまり他人の投資戦略を見ていないけど、SNSやネット掲示板で他人の考えが知りやすくなったのは面白いですよね。それに大きい材料が出たときはTwitterのトレンド入りなんかで知ることもあるから、僕はそういうところでもニュースのインパクトを感じます。投資しながらのSNSは眺めるだけでも楽しい。

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