大人になっても創造性を肯定できる人間に
STEAM教育が注目され始めたのは、AI(人工知能)やロボットの発展によって、人間の仕事が奪われ、人間の労働の意味が変わっっていかざるを得ないからです。2015年のデータですが、野村総合研究所と英オックスフォード大学の試算によれば、「10~20年後に、日本の労働人口の約49%が人工知能やロボットなどで代替可能になる」と予測しています。
最短だと今から5年後にはそうなっていると予測されていたのですね…。詳しくは下のリストを見ていただきたいのですが、身近な職業が羅列されています。例えば、電車運転士さん。確かに都内では自動運転の電車をよく見ます。
AIが普及した世界では、作業や計算はロボットがやってくれます。人間の役割はcreativity(創造性)です。つまり「AI人材」を育てなければならないのです。答えのない世界、または答えがたくさんある世界で生きていくための教育が、STEAM教育です。
ただ、人間は生まれたときから無限大の創造性を持っています。大人になるにつれ、会社などの「大人のルール」「暗黙の圧力」で自らの創造性を表に出さないように押し殺しているのではないでしょうか。それが習い性になって、平凡なアイデアしか浮かばなくなるのは悲しいことです。
GGISの創造性教育は、自ら持っている無限大の創造性を全面的に肯定して、大人になっても、その創造性を発揮できるように自信を持たせる、根拠を持たせる授業だと位置づけられるのかもしれません。
【グローバルリーダーの育て方】は、100%英語環境の保育園やアフタースクールを経営する女性社長・龍芳乃さんが、子供が世界で通じる「人間力」「国際競争力」をどう養っていくべきかを説く連載コラムです。アーカイブはこちら