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就職活動でトクする「体育会系」 なぜラクロス部とアメフト部は人事部の印象がいい?

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就職活動でトクする「体育会系」 なぜラクロス部とアメフト部は人事部の印象がいい?

配信元:PRESIDENT Online 更新

 「大前提として、会社員として求められる資質は2つ。組織に適応する能力と、目標を設定して達成する能力です。SNSが発達して人と直接コミュニケーションを取る機会が減ってきたなかで、この2つの能力が欠けている若者も増えてきており、これらの力を求める声が高まっている。体育会出身者は、部活動のなかで自然とこの2つの能力を身につけている、という信頼感があるのです」(同)

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 野村証券人事部の石黒さんも、体育会出身者は組織への適応能力が高く、「素直さ」がその後の成長と活躍につながっていると考えている。

 「近年の新入社員を見ていると、自分が失敗をしたときに、素直に物事を受け止めることができない人が目立ちます。ひもといてみると、団体競技を経験してきた社員は、勝敗を分けたりするなど、自分のミスがチーム全体にどのような影響を与えるか身を以て体験してきているので、業務上のミスも“自分事”として責任を感じられる人が多い。一方で、団体競技の経験のない社員は、自分のミスも他人事として捉えてしまい、自分で反省し、成長するという経験がないのかもしれないと感じています」

 一方で、サッポロビールの萬谷さんは、体育会出身だからといって必ずしも活躍できるわけではないと指摘する。

 「体育会出身といっても、最初から最後まで花形として活躍した人や、思うように活躍できず、試合に出られなかったり、裏方に回っていた人など、立場は人それぞれ。どんな立場でも、逆境を乗り越えた経験がある人は粘り強く、困難に負けない底力を持っている印象はあります。一方で、部活動は『好きなこと』だったので一生懸命頑張れたが、仕事になると同じようなパフォーマンスが発揮できない、というケースもあります」(萬谷さん)

(プレジデント社より引用)

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