なぜ超一流ほど「二つ折り財布」を選ぶのか こだわるアイテムは財布よりも“アレ”
配信元:PRESIDENT Online 更新仕事における酸いも甘いも経験し、ファーストクラスを利用するに至っている超一流のビジネスエリートたちにとっては、もはや「人からどう見られるか、どう見せるか」よりも、「自分がどうなのか」にこだわりがあるのである。
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美月氏によると、ファーストクラスの顧客がこだわりを見せるのは、むしろ財布よりも“靴”だと語る。
「靴は、いつもピカピカに磨かれています。リペアされ大事に使用されているのもわかります。搭乗後、みなさんプリセットされているスリッパに履き替えられますが、脱いだ靴の置き方に見事に共通点がありました」
ビジネスエリートたちは、脱いだ靴をキレイに揃え、邪魔にならないよう、人目につかないよう通路から遠い位置に置くのだそうだ。
「揃えて置くのは、日本人として躾けられたなら当然だ」と、思う人もいるだろう。しかし、このマナーができていないビジネスマンは案外多いのも事実だ。
居酒屋の宴会場の上がり口に、くたびれたビジネスシューズが散乱している光景に見覚えのある人もいるだろう。現にエコノミークラスでは、脱いだ靴が通路に転がっていることも多いという。
「ある高級旅館の女将にお聞きした話ですが、靴の脱ぎ方、上がり方でその人の人となりがわかるのだそう。やはりビジネスでトップに上りつめた方々は、脱ぎ方もきちんとされているそうです。ファーストクラスの方々も例外なく、きちんと脱がれ、しかも靴の中が見えないように、あらかじめスリッパと一緒にご用意しているミニ靴ベラやシューズクロスでわざわざ隠してから、奥に置かれます」