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パワハラ受けた後に警部自殺 退職の元秋田県警交通部長から

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パワハラ受けた後に警部自殺 退職の元秋田県警交通部長から

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 部下への再三のパワーハラスメントで本部長訓戒処分を受けて退職した秋田県警の小松雅美元交通部長(59)=退職時は警視正=が、本荘署(現・由利本荘署)副署長だった平成16~17年、地域課長の男性警部=当時(48)=にパワハラを繰り返し、直後にこの課長が自殺していたことが1日分かった。

 県警は2月7日に小松元部長の処分を発表した際、この事実を公表していなかった。

 県警によると、地域課長は小松元部長から、約1時間立たされて叱責されたり、部下の休暇願を認められなかったりなどのパワハラを日常的に受けていた。17年2月24日に官舎で自殺しているのが見つかった。

 県警の角田秀人警務部長は1日深夜から2日未明にかけて報道各社を集めて説明を行い、「(パワハラと自殺の)因果関係を認めるには至らなかった」とする志村務本部長のコメントを読み上げた。地域課長は遺書を残していたが、自殺の理由は明記されていなかったという。

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