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ブレーキ自動制御の試乗車が止まらず、フェンス衝突 男性ら重軽傷 埼玉・深谷
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自動ブレーキ制御機能を搭載した試乗車が衝突し、大きく傾いたフェンス=埼玉県深谷市 埼玉県深谷市で10日、マツダの乗用車「CX-5」で自動ブレーキ機能を体験する試乗中、車がフェンスに衝突する事故があった。運転手の男性客(39)が首に軽傷、助手席のマツダ系列会社員の男性(22)が腕を骨折する重傷を負い、深谷署は業務上過失傷害容疑で捜査している。
同署の調べでは、事故は10日午後0時45分ごろ、深谷市山河の自動車販売店駐車場で発生。自動ブレーキ機能を体験するため、障害物に見立てたウレタン製マットに向かって走行したが、停止せず、さらに前方のフェンスに衝突した。
当日は午前9時ごろから、同じ車で数人の客が自動ブレーキの体験走行をしていた。
マツダによると、同社の自動ブレーキ機能は「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」と呼ばれ、時速4~30キロで走行中に作動。同社によると、雨や霧などで前の車を感知できない場合や、アクセルを強く踏み込んだ場合などは正常に作動しないことがある。
CX-5は平成24年2月から今年9月まで6万台超を販売。今年10月からはSCBSは標準装備で、それ以前も約6割が装着していたという。同社は「これまでに同様の事故報告はない。社内で事故の情報を収集している」としている。