バーコード使わずに会計済ます時代
技術革新は世の中の姿を塗り替えていっている。小売店ではセルフレジを導入するなど客との接触を避ける例も増えており、東京都心の駅構内にあるコンビニエンスストアなど一部小売店ではさらに進化した「無人決済システム」の導入も進む。無人の店内で商品を手にして出口近くのゲートに行けば、バーコードをスキャンすることもなく、ICカードで会計を済ませて退店できるという買い物体験はもう現実だ。こうした新しい買い物のスタイルも、なるべく対面、接触を避けようという社会の要請と技術革新が結びついた結果だ。
新型コロナウイルスの感染者数が急速に減り、「正常化」に向けた動きが目立ち始めているが、一方で感染拡大の第6波も懸念される。第5波では感染力の強いデルタ株の子供への感染が問題化しただけに、学校など公共施設のさらなる感染対策が欠かせない。
ぺブルコーポレーションは本社のある東京都江東区の保育園や保育施設に非接触型の検温装置「サーモゲート零-ZERO-」30台と、アルコール消毒液の設置スタンド「しょうどくえき」10台を寄贈。地元地域や関連地域の保育園、幼稚園、学校などの施設へ同社の検温装置を寄贈してくれる企業を募っている。賛同する企業には通常価格の3分の1となる1台1万円(税抜)で製品を提供するという。
同社は「賛同していただい企業には御礼として、購入台数と同数の抗原検査キットをプレゼントするので、従業員の健康管理に役立てていただきたい」としている。