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住宅ローン金利、4行が引き上げ…消費税にらみ戦略ばらつき

ニュースカテゴリ:企業の金融

住宅ローン金利、4行が引き上げ…消費税にらみ戦略ばらつき

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 大手銀行の4月適用分の住宅ローン金利が31日、出そろった。代表的な固定型10年の最優遇金利は、三井住友信託銀行が1・1%に据え置いた一方、三井住友銀行、みずほ銀行など4行は0・05%~0・1%引き上げ、年1・4%~1・45%とした。

 みずほ銀とりそな銀行は0・05%引き上げ、年1・4%とした。三井住友銀と三菱東京UFJ銀行は、3月適用分より0・1%高い1・45%とした。

 大手行の固定型10年の金利引き上げは3カ月ぶりとなる。指標となる長期金利が上昇していることに加え、消費税増税前の住宅の駆け込み需要が一段落したとみられるためだ。

 一方、三井住友信託銀は、3月適用分から同行で過去最低となる1・1%に引き下げ、4月適用分も据え置きを決定。消費税増税後の各行の戦略には違いが出ている。

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