５世代目のアイパッドとなるエアは、画面サイズは従来モデルと同じ９・７インチだが、重量は約３割軽い約４５０グラムで、厚さも約２割薄い７・５ミリと、持ち運びや操作がしやすくなった。

　高精細画面を搭載し、最新の基本ソフト（ＯＳ）「ｉＯＳ７」を採用。大きなファイルも素早く開けるなど処理能力も改善された。

　価格は米国では従来と同じ４９９ドル（約４万９８００円）から。

　一方、ミニも、エアと同様の高画質ディスプレーを採用し処理性能の向上が図られ、１１月中に発売される見通しだ。最低価格は米国では現行より７０ドル高い３９９ドルとなる。

　カリフォルニア州サンフランシスコで開かれた発表会で、アップルのクック最高経営責任者（ＣＥＯ）は「新しいアイパッドは、アップルにしかつくれない、これ以上ないほど誇らしい製品」とアピールした。

　タブレット市場では、米グーグルや米アマゾン・コムも相次いで新製品を投入するなど競争が激化している。年末商戦に向け、業界トップのアップルはアイパッドの刷新で対抗する構えだ。