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パナソニック、財務改善で持ち合い株1000億円売却
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大阪府門真市のパナソニック本社 パナソニックが、トヨタ自動車やホンダなど取引先企業との持ち合い株の一部を約1000億円で売却したことが2日、分かった。
売却で得た資金の多くは社債など有利子負債の返済に回すとみられ、今月10日に発表する2013年3月期連結決算で、株式の売却益として約300億円を計上する見通し。同社は財務改善のため、引き続き保有株や不動産の売却を進める方針だ。
同社の持ち合い株は12年3月末時点で228銘柄。トヨタのほか、ホンダやTDKが含まれており、うち数十銘柄に関し、一部を市場で売却した。
パナソニックはプラズマパネルへの過剰投資などが引き起こした業績悪化に加え、三洋電機買収で、手元資金が減少している。昨年12月の手元資金は、有利子負債1兆5196億円に対して5414億円だった。