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国内ゲーム機市場、13年度も拡大 エンターブレイン社長見通し
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「ニンテンドー3DSLL」と「ニンテンドー3DS」 ゲーム雑誌を発行するエンターブレイン(東京都千代田区)の浜村弘一社長は19日、都内で開いたセミナーで「年末にもソニーと米マイクロソフトが次世代ゲーム機を発売することから、2013年度も家庭用ゲーム機の国内市場は拡大する」との考えを示した。
12年度は昨年12月に発売された任天堂の家庭用ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」が牽引(けんいん)し、国内市場は前年度比1.2%増の4479億円と5年ぶりに前年実績を上回ったが、13年度も新型ゲーム機が相次ぎ発売され、プラス成長が続く見通しだ。
一方、浜村社長は、スマートフォン(高機能携帯電話)などで遊べるソーシャルゲームが拡大し、「(小売店で購入する)パッケージソフトから配信ソフトに市場がシフトしている」と指摘した。
任天堂の「ニンテンドー3DS」など、簡単なゲームを好む顧客層(カジュアルゲーマー)を開拓してきた携帯型ゲーム機は「顧客がスマホに流れている」と分析。「ゲーム業界は変化の最中だ」と強調した。