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バンダイナムコが過去最高益 「ワンピース」などソーシャルゲーム好調

ニュースカテゴリ:企業の経営

バンダイナムコが過去最高益 「ワンピース」などソーシャルゲーム好調

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 バンダイナムコホールディングス(HD)が5日に発表した2012年4~12月期連結決算は、ソーシャルゲームを中心としたコンテンツ事業も伸びたことで、売上高は前年同期比8.4%増の3506億円、営業利益は43.6%増の441億円、最終利益は71.7%増の279億円と、いずれも過去最高を更新した。

 会見した石川祝男社長は「市場が厳しい中で、ヒット作が出た。今後は家庭用ゲーム機でゲームをダウンロードするビジネスに挑戦する」と述べた。

 業績に貢献したソーシャルゲームは「ワンピースグランドコレクション」や「機動戦士ガンダムロワイヤル」を中心に8タイトルがユーザー登録100万人を超えた。一連のヒットにより、コンテンツ事業の利益は前年同期比約2.7倍の309億円に膨らんだ。

 ただ、主力のトイホビー事業の利益は28.3%減の125億円。「仮面ライダーシリーズ」「スマイルプリキュア!」の人気は堅調だが、放映中の「特命戦隊ゴーバスターズ」の人気が前作に及ばなかった。

 ゲームビジネスの好調に伴い、13年3月期の連結業績予想は売上高が従来予想より50億円増の4600億円(前期比1.3%増)、最終利益は15億円増の245億円(同27.0%増)に上方修正した。

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