「勤務時間の短縮必要」67・7% 「家事育児参加したい」父親6割以上 東京都調査 (2/2ページ)

 また、家事・育児を「もっとやりたい」「やってほしい」とした父母にどうすれば可能か複数回答できいたところ、「(父親の)勤務時間が短縮できれば」が父親67・7%、母親56・9%といずれも最高に。男性が家事・育児ができない背景に長時間労働があることが浮き彫りになった。母親では「配偶者自身の意識が変われば」も同率1位だった。

 また、子育てをしやすくするために必要なものについては複数回答で、父親が「経済的な手当の充実」(47・6%)、母親が「子供が病気などの際に休暇を取れる制度の充実」(46・0%)が最も多く、次いで父母ともに「子育てに理解のある職場環境の整備」「仕事時間を短縮したりずらしたりする制度」が続いた。

 都の担当者は、「母親が働く時間が増える中、より母親の負担感があるのかもしれない」としている。