【高論卓説】蓮舫氏だけの問題ではない! 二重国籍問題、根底は国際間の情報共有に穴 (3/3ページ)

「二重国籍」問題について記者会見する民進党の蓮舫代表=18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影)
「二重国籍」問題について記者会見する民進党の蓮舫代表=18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影)【拡大】

 また、経済協力開発機構(OECD)もこれに連動する形で共通報告基準(CRS)を策定し、本人確認厳格化と世界の租税当局間での情報共有を始めようとしている。これは今年9月から始まり来年9月までに世界中で義務化される予定だ。このシステムの稼働により、複数国籍と複数の身分を持つ人の把握が可能になり、行政対応が進むことになる。各国が協力して組織犯罪やテロと対峙(たいじ)する国際組織犯罪防止条約(TOC条約)締結のためのテロ等準備罪もこの準備の一環ということになっている。

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【プロフィル】渡辺哲也

 わたなべ・てつや 経済評論家。日大法卒。貿易会社に勤務した後、独立。複数の企業運営などに携わる。著書は「突き破る日本経済」など多数。47歳。愛知県出身。

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