サムスントップの逮捕状を棄却「必要性認め難い」ソウル中央地裁  (2/2ページ)

 韓国内では、最大財閥のトップが逮捕された場合、韓国経済に与える悪影響を懸念する意見が財界やメディアから相次いでいた。

 特検側は、李氏は2015年、傘下企業間の合併で朴氏側から便宜を受ける見返りに、崔被告と娘側に約束分も含め、計約430億ウォン(約41億円)の支援をした疑いがあるとしている。朴氏と崔被告には「利益の共有関係がある」との見方も示していた。

 これに対し、李氏側は、支援は朴氏から強い圧力を受けて決めたもので、「見返りを期待したものではない」と、「被害者」の立場を強調してきた。