人民元SDR入り 日本政府、表向きは容認も…市場・為替の自由化にピリピリ (2/2ページ)

 民主党(現・民進党)政権下の2011年には、日中両政府は日本側が人民元建ての中国国債を購入することで合意した。

 しかしその後、日本政府による尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化などをめぐって、関係が悪化。購入の手続きは停滞したままになっている。

 財務省関係者は「(人民元が)構成通貨になったからといって、日本が元建ての国債を持っていなければならない、ということではない」と話す。