世耕経産相、モスクワで日露経済協力の具体化詰め 11月のAPEC首脳会議までに

 世耕弘成経済産業相は13日の閣議後会見で、ロシアとの経済協力案の具体化に向け、モスクワで担当閣僚と交渉する意向を正式に明らかにした。11月19、20日にペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ安倍晋三首相とプーチン大統領が会談するまでに、協力案の「最終的な詰め」を行う方針だ。

 対露経済協力では、日本が極東の産業振興など8項目の協力案を提示したのに対し、ロシア側はウリュカエフ経済発展相が50項目、ガルシカ極東発展相が18項目のプロジェクトで協力を要請している。世耕氏は「事務方で整理し、準備が整えばロシアに行き閣僚間で交渉したい」と述べた。