週明け13日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0.1%)の利回りが、前週末終値より0.010%低いマイナス0.165%となり、過去最低を更新した。
英国が欧州連合(EU)から離脱するとの懸念が広まり、リスク回避の姿勢が強まった。比較的安全な日本国債を買う動きが加速し、利回りのマイナス幅が拡大した。
大手証券会社の担当者は「英国のEU離脱に加え、日銀が金融緩和する可能性もゼロではなく、金利低下の要素がそろっている」としている。
大阪取引所10年国債先物の中心限月はこの日から9月きりに切り替わり、05銭高の152円37銭。