東京都の舛添要一知事の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(解散)が「会議費」名目で千葉県内のホテルに支出した約37万円が、家族旅行だった疑いがあると週刊文春が報じた問題で、舛添知事は11日、報道陣の取材に、「解散した団体もあるので、調べないと分からない。今、事務所に(調査を)指示をしているが、精査が終わったら、またコメントしたい」と述べるに留めた。
自身の記憶はあるかとの報道陣の問いに対しても、「不正確なことは言いたくないので」と述べ、説明を避けた。
政治資金収支報告書によると、同団体は舛添氏が知事就任前の平成25、26年に木更津市のホテルに計約37万円を支出。文春は会議は行われておらず、家族旅行だったとするホテル関係者の証言を紹介し、政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いがあると報じた。