【太陽の昇る国へ】中国示す軍事力 日本はどうすべきか (3/3ページ)

2015.9.11 05:00

 --創設70年を迎えた国連について幸福実現党は改革を主張しています

 国連の英語表記United Nationsは、先の大戦の戦勝国である連合国の呼称にほかなりません。国際政治における“戦後”を清算し、歴史認識を巡る日本の名誉回復を図るためには、戦後レジームそのものである国連の改革を避けては通れません。そのために必要となるのが、旧敵国条項の削除であり、国連安保理の組織改革です。

 1995年の国連総会決議で旧敵国条項は死文化しているとされ、2005年の国連首脳会合の成果文書で条項削除への決意が表明されてはいるものの、いまだ削除には至っておりません。国連憲章からの削除を急ぐべきだと思います。

 また、安保理は常任理事国の利害対立で機能不全に陥ることも多いことから、日本政府にはドイツなどと連携を強化し、日本の常任理事国入りを含めた安保理改革を進めるよう要望します。

 覇権主義にひた走る中国が、国連憲章で謳(うた)う「国際の平和及び安全の維持に関する主要な責任」を負うところの安保理の常任理事国としての適格性を欠くことは明らかです。中国の常任理事国からの追放も提起してしかるべきではないでしょうか。

 国連改革には、日本の主張が反映されない場合、分担金の減額や停止も辞さない態度で臨むべきです。日本が国際社会の平和と繁栄に責任を持つ姿勢を鮮明にすべきだと考えます。

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【プロフィル】釈量子

 しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。

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