22日に欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和の導入を発表したことを受け、日本の経済閣僚からは、おおむね前向きととらえる意見が相次いだ。
甘利明経済再生担当相は23日の閣議後会見で「世界経済を支える柱の1つが問題点をしっかり見据えて対処した」と評価。金融市場の動きについても、「デフレへ陥る懸念に対して毅然とした対処をしたことが、日本や米国の株高という形で市場が評価している」と分析した。
麻生太郎財務相も、政策評価については「他国の金融政策についてコメントする立場にない」としながらも、「物価の安定を通じて経済安定や成長につながれば、世界経済にも好ましい影響になる」と期待感を示した。