日本でピケティが読まれる背景には、アベノミクス下での格差の広がりがあることも指摘されますが、私たち幸福実現党は、課税強化などで格差縮小を図ろうとする動きには慎重な立場です。セーフティーネットはしっかりと整えつつも、減税や規制緩和で民間の自由な経済活動を促進し、その結果生まれる成功者が騎士道精神を発揮して、社会に奉仕していくことを促すような環境整備を進めるべきだと考えます。「自由の大国」こそが目指すべき国家のあり方にほかならないと確信するものです。
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【プロフィル】釈量子
しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。