インド乗用車販売台数は2020年までに年間500万台規模に達するとの見方を、独ミュンヘンを本拠地とする国際的なコンサルティング会社ローランド・ベルガーが示した。同社の調査によると、インドは5月に発足したモディ政権が推進する改革により経済状況が改善し、乗用車販売市場は20年までに年平均12%で成長すると予測している。現地紙エコノミック・タイムズなどが報じた。
同社は、世界140カ国での調査をもとに、自動車の普及率と1人当たり国内総生産(GDP)成長率との間には強い相関関係があると分析。インドのGDPは20年まで年平均7%の成長が続くとの仮定により、同市場の拡大が明らかだとしている。
同国は自動車の普及が向こう5~7年で急拡大し、普及率が10年の1000人当たり12台から、25年には同72台に増えると同社はみている。