大人気ゲーム「妖怪ウォッチ」の関連銘柄として、前日4日に年初来高値を更新したバンダイナムコホールディングス(HD)、ハピネット、テレビ東京HDが5日午前の取引でも株価が上昇。年初来高値の更新にとどまらず、3社とも上場来高値を更新している。
テレビ東京とハピネットが5日の取引で、上場以来、初めて2000円台に乗せた。ハピネットは2011年11月に株式2分割を行なっており、5日は株式分割後の上場来高値となった。テレビ東京は前日比で一時6.3%高の2048円まで上昇した。ハピネットの午前の高値は8.4%高い2149円。
バンダイナムコHDは2005年9月にバンダイとナムコが統合して発足。今年に入り、ほぼ2000円台をキープしているが、5日は2700円台に乗せ、一段高とした。午前の高値は3.2%高の2750円。
「妖怪ウォッチ」については昨年、制作元のレベルファイブ(非上場)がゲームソフトを発売、今年1月にテレビ東京がアニメ番組を放映開始してからブームに火が付き、この3社などが関連銘柄としてよく話題にされているが、3社の株価がそろって値を大きく上げたことはあまりなかった。しかし玩具や劇場版映画の前売り券などの販売で、7月以降、妖怪ウォッチのブームはさらに加速しており、関連銘柄が話題になる機会が増えている。