また喫茶店は前年同期比1.6倍の33件と急増。大半が小規模事業者のため、帝国データの担当者は「外資系を含む大手チェーンやコンビニエンスストアのコーヒーとの競争が激しくなったため」と分析している。
負債規模別でも「1000万~5000万円未満」が全体の約8割を占め、「1億円以上」の割合が比較的高かったリーマン・ショック直後と比べ、最近は中小・零細業者の倒産が増えているようだ。
帝国データによると、現時点で人手不足が倒産の直接の原因となっている例は確認されていないが、外食チェーンではパートやアルバイトを確保できず、一部閉店に追い込まれている。
帝国データの担当者は今後の見通しについて、「景気回復で人手不足が深刻化する中、外食関連企業は倒産件数の高止まり傾向が続く可能性がある」とみている。