内閣府が17日発表した平成25年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、年率換算1.0%増で4四半期連続のプラス成長となった。
公共投資は2.3%増。24年度補正予算に盛り込まれた事業が一服。5期連続のプラスだったが、前の7-9月期の上げ幅7.2%を下回り、伸びが鈍化した。
GDPの約6割を占める個人消費は前期比0・5%増と5期連続のプラス。今年4月の消費税増税に向けた駆け込み需要が自動車などで本格的に始まったことも伸びの要因となった。設備投資は1.3%増。企業業績の増勢を受けて、堅調で景気を押し上げた。個人消費、設備投資ともに7-9月期を上回った。
輸出は前期比0.4%増と、7-9月期の0.7%減からプラスに転じた。
一方、昨年10-12月期の名目GDPは前期比0.4%増、年率換算で1.6%増だった。
また同時に発表された、25年1年間のGDP成長率は実質1.6%増、名目1.0%増だった。