銀座支店を開設するのは高級ブランド店などが軒を連ねる中心部。社員約15人を配置し、個人投資家の資産運用やコンサルティング業務などに注力する。
日興は、16年3月までに営業店を25店増の134店とし、リテールの預かり資産を13年3月末比で7兆円増の30兆円にする目標を掲げている。関西に強固な基盤を持つ親会社、三井住友銀行との連携強化に向け、神戸・三宮など大阪以外の関西の繁華街にも拠点を開設する。
大和証券も現在の本支店118、低コストの営業所15の体制を2~3年で約150拠点に増強する計画だ。営業所は昨年6月以降、全国で11開設したが、今後も4月までに3カ所増設するなど大都市圏を中心に充実する。
最大手の野村証券は、4月に新宿駅に「顧客の多様なニーズに応じたコンサルティング機能の強化」という新しいコンセプトの店舗を開設。個人投資家向け資産運用相談に重点を置いてサービスを提供する。