安倍晋三首相は、東京証券取引所で今年最後となる30日の取引終了後に開かれた「大納会」の式典に歴代首相として初めて出席した。「来年もアベノミクスは買いです」と述べ、年間の最高値で取引を終えた株価を表示する電光掲示板を背にして自身の経済政策「アベノミクス」を訴えた。
日本取引所グループの斉藤惇CEO(最高経営責任者)は、「今年は56%ぐらいあがって世界最大の上げ幅。日本取引所を作って1年、上々のスタートになった」と述べた。また、「アベノミクスでデフレから健全な成長への復活という入り口に達した」と、隣に立つ、安倍首相にむかってお礼を述べた。
首相は2020年東京五輪の招致活動に活躍したパラリンピック陸上の佐藤真海選手とともに、1年の締めくくりの鐘を鳴らし、手締めを行った。